ダイサギに会えた


 いたんですよ、白いのが。しかも、大ぶり。ダイサギかなあ。これよりもうちょっと小ぶりなチュウサギを、電車で1時間くらいの近郊川べりや田んぼで目にすることはある。でもここは、都内の住宅地を流れる、「溝」といっていいくらいのちゃちな小川。こんなところで、大きいのを見かけることはめったにない。ただでさえ、真っ白い姿は目立つ。ご近所お馴染みのカラスや、小川に居ついちゃったオナガガモたちと比べ、ひときわ口も首も脚も長い。だから存在感も強烈。

 サギくんたちはけっこう臆病で、人が近づくとすぐに羽ばたいて飛んでいってしまう。ところが、ここにいた彼(彼女?)はじっと動かない。一心不乱に見つめる先は小魚が動く姿。写真撮らせてね、と近づいたら、飛んでこうかなあと一瞬悩んだようだけれど、食べ物探しに意を決した模様。水面をじっとにらみ、右脚を一歩、左脚を一歩、そしてまた右脚を前に出し……首をうーんと伸ばして――ばくっ! うまく行きました。ガブガブガブと小魚を飲み込む。うーん、まだ足りないらしい。同じように食べ物探しに集中していた。

 水鳥図鑑を見てみると、ダイサギのような、チュウサギのような……しかも、チュウダイサギってのもいるそうな。判じがたいので、真ん中をとってチュウダイサギを見たことにする。水鳥、とりわけ首長めスラリ系が好きな私には至福の一時でした。